卒業式 生徒呼名2026/03/03 12:55

卒業式の生徒呼名。予行練習で、担任の先生は生徒を一人ひとり「さん」づけで名前を呼ぶ。軍隊調に「はいっ!」と返事をして起立する生徒。ほとんど聞こえない小さな声の生徒もあれば、無言で起立する生徒もある。一人ひとりそれぞれの「返事」があり、誰も注意されるわけでもない。やりなおしさせられるわけでもない。一人ひとりが承認されている。そんな卒業式に出会ったときの衝撃が忘れられない。

父の戦争─部隊誌を読む32026/03/01 10:34

3月になった。父が所属した部隊は北海道、東北出身者が多い。終戦となる昭和20年、中国河南で日本を発ってから三度目の春を迎えている。故郷と比べても、おそらく穏やかな気候だったことだろう。

東風の吹いてくる山の斜面に、故郷に帰れなかった戦友の屍を埋葬する兵士の歌がのこされている。

父の戦争─部隊誌を読む22026/02/27 17:33

「特攻隊」という文字が戦歿者名簿にも、また戦場の手記の中にも何度も登場するのだ。「特攻隊」といえば航空特攻を直ちに思い浮かべるのだが、同時期陸軍歩兵部隊においても、「特攻」という作戦が一般的に行われていたことが分かった。

考えてみれば、それは当然のことでもあるのだが、戦後80年の今日、「特攻隊」=「航空特攻隊」のようにとらえられているのは何故だろうか。

内地から出撃した航空特攻隊は、写真などの映像や遺書をのこし、後にドラマ化され、崇高な自己犠牲ブランド化されやすいのではないか。そのこと自体がすでに、戦争美化に私たちがとりこまれているということに警戒するべきだ。

父の戦争─部隊誌を読む2026/02/21 16:53

家族や親族が出征して復員していたとしても、また戦死していたとしても、実際にどのような戦場にいたのか、どのような作戦に参加していたのかまで知ることはなかなか難しい。私の場合は、今回このような部隊誌の存在によって、そのおおよそをたどることができた。

自分の頭の中に刷り込まれていた「日本軍」そのままではないところもあったし、「イメージ」としての戦争の解像度が上がるのも感じた。

軍隊といえども、そのリーダーの資質によって違った面もあっただろう。そして、とはいえ軍隊とは、戦争とは本質的にこういうものだとも言えてしまう。そのへんのことは別の機会に掘り下げてみたい。

DVD 「ホームレスと出会う子どもたち」2026/02/21 08:53

生徒達に授業で動画を見せることがあるが、見せっぱなしにならないように、ワークシートを必ず準備する。50分の授業なら動画視聴するのはせいぜい30分。このDVDは本編約30分である。

できれば、グループワークで感想を共有、グループで出た意見を全体で共有する時間をとりたい。それも難しいときは、ワークシートを回収し、コメントの全体や抜粋をワープロで打ち直して、全体に配布するなど、なんらかの形でシェアリングする。

生徒が見落としている視点がどうしてもある。動画はどんどん流れていく。立ち止まって考えることが必要。世の中も「動画」のように流れては視界から消えていく。立ち止まって、さまざまな視点から見直さないと…。