戦争を考える1冊④「きけ わだつみのこえ」 ― 2025/09/06 09:28

戦後80年を特集する多くの番組や記事、ほかにも写真展、映画や本などからも、学びが多かった8月であった。

気になったのは「特攻隊」をとりあげた記事や番組が偏って多いのではないかということだ。「特攻隊員の遺書」を「平和」「命の大切さ」「兵士への感謝」という漠然とした観念に安易に結びつけて「感動」をおしつけていないかという危惧を感じるのだ。

特攻作戦は批判の対象でなければならない。特攻によって日本という国や家族が守られたという事実はない。日本の若者だけでなく、米軍の若者、米軍の病院船にまで激突して犠牲者を出している。美談にする余地はない。