映画「13デイズ」2026/05/09 11:51

「ソ連には力しか通じない」これはキューバへの即時空爆侵攻を主張する側の言い分だ。他方でJFK側はは「裏ルート」を使った外交を模索する中で「これは言葉なのだ」「対話だ」と言う場面がある。

キューバ危機を回避できたのは、偶然の産物という見方もある。映画はどこまでが史実かという疑問もある。それでも、例えば「核抑止力」なんてものが本当に存在するのか。危機になる前に普段からどのような外交努力が必要か。政治的決断は大変高度な知的行為であり、ひとりの独裁者の衝動的感情やポピュリズムで動かされることがいかに危険か、などなど示唆深いものがある。

国旗損壊罪で石器時代に一歩近づく2026/04/25 10:04

参政党の国旗損壊罪法案は、法案としてのロジックも体裁もぐちゃぐちゃで論外というのは既述のとおり。自民党案はまだ条文もできてないが、報道によると、「侮辱」など損壊の動機は問わず、外形的な「損壊」の事実をもって処罰することを検討しているようだ。「抗議」の意図であろうと、本人の所有物であろうと「国旗を大切にしない」ことを処罰の対象にしようというものだ。「表現の自由」は侵害しないと言ってるが、侵害しないわけがない。「表現の自由」についてよく分かっていないのかな。 森喜朗の「国歌を歌えないような選手は日本の代表ではない」発言の動画 https://youtu.be/ps_hyvTR9Gc?si=2u8JPxFBmGPTVuje https://digital.asahi.com/articles/ASJ735KMZJ73UTIL021.html

国旗損壊罪と学習指導要領 その32026/04/11 13:27

「正しいと思うこと」を発言するのではなく、周りから受入れられるように無難にふるまい発言する(あるは黙っている)。そんな生活態度を国民に浸透させるのに、日の丸、君が代を押しつける学習指導要領は40年かけてまことに功を奏したのではないか。

1987年制作「ゆんたんざ沖繩」(西山正啓監督)というドキュメンタリーがあった。ゆんたんざとは読谷村のこと。米軍上陸の場所であり多くの犠牲者を出し集団自決も起こっている。国体日の丸焼却事件もここで起こった。読谷高校の卒業式で、日の丸を強行しようとする校長に対して、女子生徒が泣きながら抗議し、日の丸をもぎ取って校庭に捨ててしまうシーンがある。しょんぼりとした校長の表情とともに、記憶に残っている。 (DVD入手可能)https://www.cine.co.jp/works/1980/yuntan/

おきなわと日の丸2026/04/07 08:06

https://www.youtube.com/watch?v=YHvwF0FxA6E 戦後27年もの間、沖繩は日本じゃなかった事を知らない人が、今ではけっこういるのではないだろうか。国旗損壊罪の話をするなら、1987年沖繩国体日の丸焼却事件をおさらいすべき。「国旗損壊罪」に該当してしまう事件というのはこれくらいしか、実際起こっていない。抗議に耳を傾けず「国への侮辱」として断罪することになるのが、国旗損壊罪。

卒業式に掲げられる「日の丸」にこめられている「アピール」に誰もが今では無自覚だと思う。無自覚だからこそ100%常態化が成り立っている。いったん拒否すれば大変なことになるが、誰も拒否しないので平穏は保たれている。誰もが自分の行為でありながら「無自覚」でいることに慣れてしまったことが、今日のおかしな政治がまかりとおる時世につながっているように思えてならない。「日本軍は沖繩を助けに行った」なんて真顔でいう政治家が現われてしまった。

参政党の国旗損壊罪のはちゃめちゃ2026/04/04 09:04

https://sanseito.jp/news/n5790/

いくらなんでも公党なんだから、法案を提案するなら、整合性のある提案文書を書くと思うのだけど。何度読んでも、参政党の提案した「改正案」はヒドイ。内容以前に体裁が整っていない。テキトーすぎる。素人の自分から見てもおかしい。

「日本国の国章損壊の罪」という新しい罪を提起するなら、四章は「外交に関する罪」なので関係ないから、四章には置けない。第五章として新たに起こし、現行の章番号を全部順繰りに変えるか、一番最後に新に章を立てるという提案をしなければならないはず。第四章を二つに分けるなら、第一節、第二節となる。その場合でも「外交に関する罪」の枝分かれでなければならないので、無理である。